야끼니꾸 드래곤(焼肉ドラゴン)

2011年04月05日 12:15

いよいよ春本番♪という感じですね。
先日、長袖のTシャツ1枚で外に出たら、全然寒くなくてびっくり。
ですが夜になると春物のコートを着てもブルブル。
韓国は一日の気温差が大きくて10℃位違うこともあります。
桜まであともう少し、という感じですヽ(^o^)丿


先月「야끼니꾸 드래곤(焼肉ドラゴン)」という演劇を見ました。
2008年、東京とソウルで上演され、毎回スタンディングオベーションとなり、
その年の演劇賞を総なめにした超話題作品です。

今年、日本とソウルで再演をすることになったのですが、
ソウルよりひと足早く2月に東京・新国立劇場で上演されたときは、
当日券を求めて長蛇の列だったとか。朝5時半から並んでる人も出たそうです。
ソウルでは3月に1週間だけの上演。
早速チケットをゲットしました♪

DSC03168_convert_20110329051007.jpg



場所は、南部にある예술의 전당(芸術の殿堂)。

DSC03175_convert_20110329051801.jpg

なんとも立派なところで、オペラやバレエ等の専用劇場の他に、
演劇・舞踊・ミュージカル等の劇場、また小劇場もあります。
今回は、演劇専用の劇場で上演されました。

DSC03188_convert_20110329051238.jpg


この「야끼니꾸 드래곤(焼肉ドラゴン)」。

1970年、高度経済成長に浮かれる時代の片隅、
大阪にある焼肉屋の在日コリアン1世の家族が舞台です。

DSC03173_convert_20110329051454.jpg

在日コリアンの家族を通して、日韓の現在、過去、未来を、
音楽入り芝居で、おかしく、そして悲しく切なく描いた物語。
演出は「月はどっちに出ている」の鄭義信。
キャストは日韓両国の俳優・落語家・ミュージシャンの方達。

店主の金龍吉は、太平洋戦争で左腕を失ったが、
それを苦にするふうでもなく、流れていく水のように、いつも自分の人生を淡々と受けとめてきた。
家族は、先妻との間にもうけた二人の娘と、後妻・英順とその連れ子、
そして、英順との間にやっと授かった一人息子・・・。
ちょっとちぐはぐな家族と、滑稽な客たちで、今夜も「焼肉ドラゴン」は賑々しい。
ささいなことで泣いたり、いがみあったり、笑いあったり・・・・・・。
そんななか、「焼肉ドラゴン」にも、しだいに時代の波が押し寄せてきて・・・・・・。
これは時代に翻弄されながらも、必死で生きる普遍的な家族の物語です。


演技は笑いもあり、歌もあり、笑える場面も多いのですが
高度経済成長下の戦後、日本が切り捨ててきたであろう
在日韓国・朝鮮人の生活や差別問題に言及していました。
私も今までよく知らない世界だったのですが、
舞台を観ながら、当時の在日の方々の生活がリアルに伝わってきて泣けました…。

この舞台、メインは日本語なのですが、当時の世情として
・日本語が全く話せない1世。
・たどたどしい日本語を話す1世。
・日本語しか話せない2世。
・2ヶ国語を話せる1、2世。
…等々が出てきて、韓国語とのチャンポンで進行していきます。
韓国語には日本語の、日本語には韓国語の字幕が舞台両袖に映し出され、とてもユニーク。
韓国語が少しわかる人にとっては、それも凄く面白いと思います。

そしてもう一つユニークだなぁと思ったのは、
開園15分前に開場になったのですが、劇場に入って行くと、もう舞台が始まっているんです。
当時の雰囲気や家族関係を理解し、劇のなかに自然に入っていけるような工夫が
幕を開ける前から始まっているんですね。素晴らしいなって思いました♪

↓これは開演前の様子。焼肉屋で本当にお肉焼いてます。煙が立っちゃってます。

DSC03189_convert_20110329051601.jpg

子どもの幸せを願う両親の深い愛情が伝わってきて、
生活のなかにある温かさや笑い、辛いことが続いても生き続けるたくましさが
心に沁みる素晴らしい芝居でした。

授業の3分間スピーチで、この劇の話をしたのですが
偶然担任の先生も観に行かれていて、大いに話が盛り上がりました。



最後に、4/16(土)17(日)
北九州市の北九州芸術劇場にて再演されるとのこと。

あぁ、是非もう一回観たいです♪



スポンサーサイト


コメント

  1. ロビン | URL | -

    あ、これってチョン・ウィシン(鄭義信)さんですよね。
    わたしも観たいのですが、まだ観てないんです。

    彼は昔、新宿梁山泊という劇団の脚本家で、
    彼とキム・クミジャ(金久美子)さんがいた頃、
    梁山泊のお芝居にたびたび行きました。

    そうです、お芝居の始まる前に、
    役者さんが何かやってるんですよ。
    入場しようと思って並んでたら、
    変装した人が外のそのへんを掃いてたり(^^)

    再演したら、一緒に行きたいですね!

  2. minomi | URL | -

    Re: タイトルなし

    ◇ロビンさま

    そうです~♪
    チョン・ウィシンさんという方が監督でした。
    すごい!!ロビンさんは以前からご存じだったとは。
    ロビンさんは演劇に通だったんですね!!

    私、今まで舞台とかほとんど観たことがなかったのですが
    今回とてもおもしろかったので、はまりそうな感じです。
    開演までの時間、お芝居をしているのは、以前からのスタイルだったんですね。
    今回は舞台が70年代初頭だったので、ピンキラの ♫ 恋の季節♪を歌っていて、
    思わず懐かしさに口ずさみました。
    “わっすれられないの~(忘れられないの)~♪”
    ロビンさんも懐かしいでしょ?ふふっ。

    再演したら絶対に一緒に観に行きましょう!!
    なんなら来週の北九州公演に行きたい感じですね(^^ゞ。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://minomi2010.blog53.fc2.com/tb.php/113-e3a5652e
この記事へのトラックバック


最新記事